本調査は、昨今のインターネット広告市場における具体的な変化を2020年7月から半期ごとに調査しているものです。国内のマーケターのアンケート回答結果と当社の運用型ディスプレイ広告出稿分析ツール「CCI 360 Programmatic Display Market Analytics」(*1)のデータをもとに、インターネット広告キャンペーン費用の推移等、該当期間におけるインターネット広告の出稿傾向をホワイトペーパーとしてまとめました。
ホワイトペーパーは無料でダウンロード可能です。ご希望の方は、資料請求フォームよりお問い合わせください。
*1<ツール概要>
ツール名 :CCI 360 Programmatic Display Market Analytics
ツール概要:CCI360は、CCIのサプライパートナーからのデータを基に集計を行い、日本のディスプレイに限定した運用型広告の市場規模と、運用型広告(ディスプレイ)にキャンペーン予算を多く投下している広告主のキャンペーン費用の規模や推移を調査するツール。
2024年下期インターネット広告市場動向の主なポイント

インターネット広告費は増加傾向
2024年下期の広告費は、2024年上期と比べ増加したとの回答が40.7%で、前回調査時より6.2%増加。前回は「増加」・「同程度」・「減少」の割合がほぼ同水準であったが、2024年下期は「増加」の割合が増えており、広告費が増加傾向にあることがうかがえる。

運用型ディスプレイ広告市場の状況
2023年と比較して2024年のCPMは高い傾向を示し、上昇と下降を繰り返しながら、2024年12月に最高値のCPM136.6円を記録した。

今回の調査からCPMの業種別比較表を追加しており、2024年上期と比べて100%を超える業種が13業種に達した。

インターネット広告取引手法別の市況感
広告取引手法別では、動画広告のポイントが引き続き高い傾向にあり、特にコネクテッドTVのポイントが最も高い結果となった。
※ポイントが高い=増加したとの回答が多い
インターネット広告における課題・中長期的施策・トレンドの主なポイント

インターネット広告におけるトレンドや課題
リテールメディアは興味関心が高く、注目されている取引手法だが、現状では活用率が低く、まだ活用できる余地があることがわかった。

これらの調査結果をもとに、2025年上期のインターネット市場の動向は、緩やかに上昇することが予想される。
調査概要
タイトル | 第10回インターネット広告市場に関するアンケート |
調査手法 | メール配布によるアンケート調査 |
調査時期 | 2024年12月11日(水)~ 12月24日(火) |
対象者 | 広告主、広告会社、媒体社、メディア、プラットフォーマー、 テクノロジー・ソリューションベンダー、メディアレップなど インターネット広告市場に関係のある方 |
回答数 | 108 |